高速バス
高速バスに乗って東京をめざしていた時の事である
バス内はほぼ満員状態
高速道も渋滞気味だった
突然!
バスが高速道の脇に停車した
こんなところに停車してはいけないのに
と思った
バスの運転手がマイクを持った
何か起きたのだろうか
車内にはピーンと張り詰めた空気が漂った
運転手は言った
「トイレ行かしてください」
すると運転手は猛ダッシュでバスのトイレに入り
ウンチングタイムに入った
その間、満員の乗客達はシーンと静まり返って運転手の生還を待っていた
あきらかにみなの意識はトイレに集中していた
何にも臭っていなかったが何か臭ってきそうなそんな時間が過ぎた後
「お待たせしました」の声とともに
ハツラツとした運転が再開された