夜中の一時 モントリオールの病院に行く−カナダ
明日はセミナーの当番があたっているので、準備も終わりそろそろ寝ようとした夜中の一時。ももちゃんの様子がおかしい。
かなり熱があるようです。
寝る前までは元気が良かったのにどうしたんだろう。
と思っていると寝られなくなったようで起きだしてきました。
普通の熱だったら水分でも与えて、様子を見るのですが、うんうんうなって寝れないようです。
顔が痛いといいだしたり、のどやリンパ腺がはれているようです。
お腹も痛い。
そして水を飲ませたりするのですが、はき始めました。
これはインフルエンザだなと思って病院に連れて行ったほうがいいかなと思い、以前に腕が抜けた時に行った救急の子供用の病院に3時くらいに連れて行きました。
参考>病院に駆け込む
日本だとインフルエンザの検査をして陽性ならタミフルを服用します。
最近日本でインフルエンザにかかった人の話を聞くと、このタミフルがかなり効果があるようなので、この薬を期待していきました。
で、病院に着くとまずは受付。
すぐに医者でない女の人が見てくれます。
これはこの病院のパターンのようです。
それで、熱があって、お腹が痛くて、リンパ腺が腫れていて、と説明すると、なぜ夜中に病院に連れてくるのかと怒られました。
で、熱さましのTYLENOLというのがあるからそれを買って家で服用すれば子供が熱が出たくらいで病院に連れてこなくていい。といいます。
ちなみにタイレノールとは子供の解熱鎮痛剤として優れているらしく、子供達はこれを服用する事が多いらしいです。
◆水無し・空腹時でも飲める鎮痛薬◆タイレノールFD“anywhere”24錠
で、この熱さましを飲ませられて、ももちゃんはとりあえず楽にはなったようです。
しかし、こちらはインフルエンザかも知れないから来ているわけで、こんなでぶって歩くのもままならないおばさんの事なんか聞いていられません。
熱が下がっても肝心の病気は治ってないのですから。
インフルエンザの検査をしてもらおうと思いお医者さんを待ちました。
待てども待てども医者が来ない モントリオール−カナダ
ところが、待てども待てども医者が来る気配がありません。
まあ、それでも明日のセミナーの発表練習を適当にプリントを見て準備しながら待ちました。でもさすがに眠たい。
ももちゃんも寝ている。
熱が下がっているのけろっとしている。
もう、待てないだろうというくらいの時間になって、、警備員のおじさんに時間を聞くとなんと朝の7時近くになっていました。
僕は徹夜です。
いつもならももちゃんは学校に行く時間。外も活気だって来ました。
仕事もあるし、もうこのまま待っていてもしょうがないと判断して帰ってきました。
その後、ももちゃんはかあちゃんと朝、病院に行きましたが、インフルエンザだろうという事でしたが、何も処置されませんでした。TYLENOLを買って飲みなさいということらしいです。
カナダ、特にケベックは医者不足
という話を知り合いに話すと、今カナダ、特にケベックでは医者不足らしいのです。
10年位前にケベックの医者の賃金を下げたらしいのです。
そうしたらみんなアメリカに逃げ出して行ったらしいです。
さらに同時期に大学で医者のコース受け入れ数を少なくしてしまったらしいのです。
この2つの要因が重なって医者の数が激減。
今では医者のコースの人数は増やしたらしいのですが、そう簡単には数は増えません。卒業してもアメリカのほうが稼げれるので逃げていくそうです。
また、タミフルのことを聞いてもみんな知りませんでした。
まあ、新しい薬だからそれほど浸透していないのでしょうが、こちらではインフルエンザだったら家でタイレノールを服用して水分補給して寝て直すというのが主流らしいです。
家族みんなにうつらないことを祈りますが、たぶんみんなにインフルエンザうつるでしょうね。
こうなったらカナダ流で直すしかありまえん。
そういえば子供の体温を測るのにオムロンの電子体温計を日本から持ってきました。これはかなり重宝しています。