ケベックの幼稚園
私達のすむケベック州の教育システムは他とは少し違います。法律でフランス語の教育が義務づけられているのです。子供たちはフランス語の学校に通わなければなりません。ただし、例外があります。親がケベックの英語系の学校に通っていた場合と一時的なビザで生活する場合は英語系の学校に通うことができます。私達は一時的なビザなのでももちゃんは英語系の幼稚園に通うことができます。
大変だなあと思うのが、一時的なビザではなくて移民の方達。両親がたとえ英語のネイティブでも子供はフランス語の学校に通わなければならない(中学までだったかな)。家で学校の勉強教えれないよなあ。
親子面談
2007年8月31日、ももちゃんも幼稚園に通い始めました。同じ幼稚園にPre-Kで約一年通ったので慣れて来た学校です。初日は親子面談でしたので家族で学校に出かけてきました。朝の8時15分から9時までの面談だったのですが、だいちゃんの保育園のドタバタがあって20分近く遅刻。急いで学校に着いて事務のおばさんに教室を聞いて向かうが誰もいない。
だいちゃんが早速勉強を始める。
ももちゃんも慣れている学校なので余裕をみせている。
しかし背後にはなぜかフランス語。
面談開始
写真を撮ったりして待っていると、ほどなく職員のテリーと言う人が声をかけてくれて事務のおばさんと連絡を取ってくれた。モントリオールにはこういう親切な人がいるのでありがたい。別の教室で先生2人と他の家族が面談をしていた。
ぼく達も座って面談。子供たちはおもちゃに食いついて遊んでいた。だいちゃんはこういう状況では適応能力が高いと言うかずうずうしいな。下の子の特徴か。
面談はピーナッツを含んだおやつはだめだとか、毛布を持ってきてくれとか、アレルギーはあるかとかいろいろ聞かれた。英語はかなり早口でしゃべられたが一年以上もいるとだいたい理解できる。
そしてなんと!ももちゃんもフランス語を習うらしい。一週目は英語、次の週はフランス語と一週間交替でクラスが進むらしい。フランス語は挨拶ぐらいで慣れるためだけとは言っていたが親も習う必要があるかもなあ。まあ、ももちゃんは他の子もわかってないフランス語を習うほうが英語より楽かも知れないな。
一年前と比べて
一年前と比べてももちゃんがとても成長しているなあと思った。去年初めてこの学校に来た時、ももちゃんは教室にすら入ろうとしなかった。ずうっとぼく達の後ろに隠れてビクビクしていて、不安にしていた。挨拶ももちろんできなかった。ただでさえシャイなももちゃんがいきなり英語の環境で通えるかなと思ったけど、時々泣きながらも何とか通った。最初は英語は嫌だと言っていたっけ。徐々に徐々に慣れていった。クラスのだれだれが好きだとか。スクールバスで片道30分くらいかけて一人で通ったんだけど、いつの間にか一年。今では英語で挨拶もできるようになった。先生の言っていることも大体理解しているようだ。英語のテレビ番組を観てるもんなあ。でもまだしゃべることはそれほどできないので、もう少し英語ができるようになったら友達もできて、もっと楽しめるようになるかな。
2ヶ月の夏休み明け、ももちゃん幼稚園のスタートです。