たまたま来たモントリオール。
たまたまモントリオールのMcGill大学で興味ある研究に関するポスドク(研究員)の募集があり応募しました。ですので、カナダ、モントリオールに対しては特別な思い入れは無かったです。詳しい情報も知識も無いままこちらに来ました。しかし、モントリオールに留学することを決めて良かったと思っています。
モントリオールの印象
- とても広い。
- 夏は過ごしやすく、冬は寒い。
- 2ヶ国語を話せる人が多い(フランス語、英語)。
- 税金が高いが暮らしやすい。
- 人が親切、治安が良い。
- いろんな国の文化が混在。
こんな印象を受けています。人によって意見は違うかもしれませんが、私はこんな印象を受けています。ワーキングホリデーや留学に適していると思います。
広くて過ごしやすいカナダ。
かなだはとても広いです。日本の約100分の1の人口密度です。ちょっとダウンタウンを外れれば芝生の土地がいっぱい。道路の周りに無駄に平らな土地があります。とても長い期間(4月から10月くらいまで)快適に過ごせます。我が家は窓を開ければ風通しが良いので夏でもクーラーは必要ないです。ただし、冬には時に-20℃まで下がります。私は茨城県より南にしか住んだことが無かったので、初めての寒さでした。慣れてくると-5℃で暖かく感じるから不思議。ところが、家の中は暖房がしっかりしているので意外に過ごしやすかった。子供は日本にいたときよりも風邪もひかずに体調よく過ごせました。ただし、長い間家の中で過ごさないといけないので、3月くらいにはうんざりしてくる。スケートとかスキーとかして気分転換が必要。スケートは靴さえあれば無料でできる施設がたくさんある。
英語の勉強に最適な2ヶ国語圏
私はケベックはフランス語と英語の2ヶ国語圏なので語学に関して心配でした。しかし、モントリオールは語学、特に英語の勉強に最適な場所だと気づきました。というのも、モントリオールのダウンタウンに住んでいる人達の多くは2ヶ国語がしゃべれるからです。彼らは、語学を習得する苦労を知っているので、私達が下手な英語やフランス語をしゃべっていても受け入れてくれる寛大さがあるのです。英語に関しては訛りが少ないので、聞き取りやすいし、正しい発音が身につくと思います。カナダ出身のニュースキャスターが多く活躍しているそうです。英語の勉強をしたいのならカナダは穴場です。ワーキングホリデーなどでどこに行こうかか迷っている方にはモントリオールをお勧めします。逆にフランス語に関してはかなり訛りがあるらしいですが、私はフランス語はあまり勉強してないのであまりわかりません。
税金が高いので治安が良い
モントリオールはかなり安全な街だと思います。おかしな人をあまり見かけません。夜中に一人で歩いても変な人にからまれた事はありません。すごく治安が良いと思います。これは貧富の差が少ないからです。税金が高い分、恵まれない人達に還元して貧富の差を少なくしているのです。そして、すごく貧しい人が少ないことで治安が良くなっているようです。逆に大金をもらうプロ選手などは税金が高いのでカナダには住みたがらないらしいです。ある意味安全を税金の高さで買っているといえるかもしれません。私のように収入の少ない人間からしてみると、日本よりも総合的にみて居心地は良いです。もちろん日本のきめ細かいサービスはとてもよいと思いますが。また、豊かな資源も生活を豊かにしている一因かもしれません。
いろいろな国の文化
モントリオールにはいろいろな国の文化が入ってきているのを感じました。どこの国の料理でも食べれるし、いろんな国のものが手に入ります。しかし、カナダ人の好みに合うようにして売られていたりします。たとえば、スーパーで売られている寿司は日本の寿司とは全然違います。わさびが甘かったり、中身はアボガドだったりします。カナダ人はいろんな国の文化を取り入れてうまく楽しんでいるようです。
また、この国にはいろいろな人種が住んでいます。私は、アメリカ人、ポーランド人、イラン人、サウジアラビア人、メキシコ人、フランス人、フィリピン人、台湾人、中国人、韓国人など、いろんな国の方々と知り合うことができました。